『都市の詩学 場所の記憶と徴候』
- 作者: 田中純
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2007/11/26
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
☆☆☆☆☆
読んだ。とてもおもしろかった。取り上げられるのはアルド・ロッシ、アビ・ヴァールブルク、森山大道、ダーウィン、萩原朔太郎、ベンヤミン、中井久夫など。いったいどういう組み合わせなんだと思うでしょ?でもそこを騙されたと思って読んでみてほしい。彼らの都市経験を扱った具体的な作品や論稿を分析し、そこに「方法ならざる方法」としての「徴候的知」(カルロ・ギンズブルク)による「メタ都市」(中井)あるいは「都市の無意識」の発見過程が見出されていく。
○併せて読みたい
- 作者: 岡本勝人
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
同名著作発見。発行も同時期。
「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫)
- 作者: 多木浩二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/01/17
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
- 作者: 今橋映子
- 出版社/メーカー: 都市出版
- 発売日: 1998/06
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: 海野弘,村井修
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1996/02
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 1973
- メディア: ?
- この商品を含むブログ (1件) を見る
こうしてみると「都市の詩学」という言葉がインフレ状態にあることがわかる。