『ムンク』

エドヴァール・ムンク (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

エドヴァール・ムンク (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

買った。タッシェン・シリーズ。重要作品は押さえてあるし、文章もやわらかすぎず難解すぎずのいいところで書いている。個人的にはもう「叫び」のキャラクターは、旅の写真家ミスター(鈴井貴之)と駆け落ちする主婦ムンクさんとしか見ることができない(BY水曜どうでしょう)。ちなみに本書によるとパリ人類史博物館のミイラに似ているとか、ムンクがこよなく愛したドストエフスキーの作品とかかわりがあるとか、とにかく定説はないようだ。

○併せて読みたい

ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日

ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日

一度盗まれてまた盗まれたらしいです。

ムンク伝

ムンク伝

『大奥 四巻』

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

☆☆☆★★
読んだ。家光が死んで、家綱が死んで、綱吉まで。一人イケメン家臣が死んで一人新しいイケメン家臣が出てきた。生き写しというか同じ相貌なので、ぼけーっと読んでいると誰が誰かわからなくなる。なんていうか、とりあえず物語が終わるまでは評価の定め難いマンガである。すでに貸出。

○併せて読みたい
というか大奥でamazon検索したらこんなもんが出てきたよ。

篤姫 有田焼 炉

篤姫 有田焼 炉

篤姫 有田焼 白梅 焼杉台付焼酎サーバー  (1450cc)

篤姫 有田焼 白梅 焼杉台付焼酎サーバー (1450cc)

『鉄腕アトム』『サザエさん』

サザエさん (1)

サザエさん (1)

借りた。きりがなくなると思ってこれまで手出ししてこなかったのに。で、やっぱりおもしろいんだよね。やれやれ。

追記(2009/2/9)
ちなみに本日2月9日が手塚治虫の命日だった。合掌。1989年なので没後20年ということになる。

『崇高の美学』

崇高の美学 (講談社選書メチエ)

崇高の美学 (講談社選書メチエ)

☆☆☆☆★
読んだ。とても面白かった。バークからカントへと続く正統的な「崇高」概念を手際よくまとめてから、そこにジンメルの「山岳美学」とラスキンの「地質学の美学」を提示することで、近代哲学とは別様のあり方(「地上あるいは地下世界に存在するモノのしっかりした凝視から立ち現れる、物質的=肉体的な「崇高概念」の可能性」p112)を描き出す。繰り返し前の話題に戻ったり、しばしばまとめたりと、「美学」の初心者にも読みやすい。勉強になるのはもちろんのことながら、しかしそれ以上に印象的なのは、著者の石、山に対する著者の情熱。著者は実際に石をじっとみつめ山をながめつづけけることでこのように独創的な着想を作り上げるにいたったに違いない。あふれる愛情が行間からひしひしと伝わってくる。

○併せて読みたい

崇高と美の起原 (1973年)

崇高と美の起原 (1973年)

崇高と美の観念の起原 (みすずライブラリー)

崇高と美の観念の起原 (みすずライブラリー)

以上版違い。

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

判断力批判 下 (岩波文庫 青 625-8)

判断力批判 下 (岩波文庫 青 625-8)

判断力批判 上 新装版

判断力批判 上 新装版

判断力批判 下 新装版

判断力批判 下 新装版

やはり版違い。