『西洋美術書誌考』

西洋美術書誌考

☆☆☆☆★

読んだ。面白かったが、美術の本と思ってどれだけの人がこの本を面白く読めるだろうかと。タイトルにあるとおり美術の本ではなくて、あくまでも美術の本の本である。だから厳密な意味で西洋書誌史に興味がある人にお勧めの本である（しかしてそんな人どれだけいるんだろう）。ちなみに図書館で借りたときには美術全般のところにあった。カラー写真が充実しているので、それを見るだけでも楽しい。各ページに白黒でさしこまれているよりも、この本のようにカラーでまとめられているほうがありがたい。さすがのこだわり。「かてて加えて」の使い方を学んだ。今度使う。

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