24 dicembre

いそいそと仕事を切り上げて荻窪へ。向かうは一ヶ月ぶりのささま書店。クリスマスイヴだというのに(笑)。きっとなにかある、ぼくが買うべき本があると棚を物色。そしたらあった。ディディ=ユベルマンの『アウラ・ヒストリカ』(1990 リブロポート)だ。日本の古本屋に比べて安値とはいえ、それでもぼくにとっては破格の値段。どうしようか、どうしようか、もっとリーズナブルな坂上桂子『ベルト・モリゾ』にしようか、と店内を逡巡。でも、一応仕事修めで、どうしてもご褒美的なものが欲しかったのだ。こうして年末のお金の使い方を一から組み立て直さなきゃいけないお買物、というか散財をしてしまった。それにしても、ささま書店はすごい。「広くて楽しい」ばかりではなく、欲しい本があってその上安い。勝手に中央線の「古本屋キング」の称号を与えようなんて、くだらないことを考えながら家路についた。