千代田図書館にて

時間がなかったので、とりあえず開架の本にあったから。残念ながら、これでも相当努力して借りてきたのだ。次回からはちゃんと予約なりなんなりの手続きをして借りることにしたい。あんなに広々としているのにね。というか、部屋全体を見渡せるほど書架が小さいのだ*1

岡田温司フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 平凡社

フロイトのイタリア―旅・芸術・精神分析

フロイトのイタリア―旅・芸術・精神分析

ピエール・フランソワ・モロー 『スピノザ入門』 文庫クセジュ

スピノザ入門 (文庫クセジュ)

スピノザ入門 (文庫クセジュ)

エルンスト・カントロヴィッチ 甚野尚志訳『祖国のために死ぬこと』 みすず書房

祖国のために死ぬこと

祖国のために死ぬこと

論文集

中世政治思想における「祖国のために死ぬこと」

国家の神秘―絶対主義の構成概念とその中世後期の起源

「キリスト」と「国庫」

法学の影響下での王権

ダンテの「ふたつの太陽」

芸術家の主権―法の格言とルネサンス期の芸術理論のついての覚え書

靖国神社的な話はでてきません。あしからず。
 
鹿島茂『子供より親が大事と思いたい』 青土社

子供より古書が大事と思いたい 増補新版

子供より古書が大事と思いたい 増補新版

市川慎子海月書林の古本案内』ピエ・ブックス

海月書林の古本案内

海月書林の古本案内

ちなみに、
「子供より親が大事と思いたい」は、太宰治の「桜桃」の冒頭の言葉

青空文庫様より

 子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な道学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても、何、子供よりも、その親のほうが弱いのだ。少くとも、私の家庭においては、そうである。まさか、自分が老人になってから、子供に助けられ、世話になろうなどという図々しい虫(むし)のよい下心は、まったく持ち合わせてはいないけれども、この親は、その家庭において、常に子供たちのご機嫌(きげん)ばかり伺っている。子供、といっても、私のところの子供たちは、皆まだひどく幼い。長女は七歳、長男は四歳、次女は一歳である。それでも、既にそれぞれ、両親を圧倒し掛けている。父と母は、さながら子供たちの下男下女の趣きを呈しているのである。

これでも

ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇 (岩波文庫)

ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇 (岩波文庫)

これでも
斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫)

これでも
人間失格 (角川文庫)

人間失格 (角川文庫)

どれでもいいよ。

*1:結局新刊書は一応、一度開架に置いているということか